ロイヤル フィリップス エレクトロニクス(本社:オランダ、NYSE:PHG, AEX:PHI)は、若手建築家への支援を通じ、東京デザインウィーク2010のメインコンテンツである
「環境コンテナ展 デザイン&アートコンペティション dezeen×TDW」
の受賞作品に300灯以上のLEDランプを提供し、当社のLEDランプを通じて、サステイナビリティやシンプリシティのメッセージを広く世の中に伝えていきます。
東京デザインウィーク2010に訪れた人々は、スイスのデザイン・スタジオ、「アレゴリー(Allegory)」と新進気鋭のフランス人建築家、アウローレ・ボーリエ(Aurore Baulier)共同制作による“レフェ・パピヨン(“L’effet papillon = バタフライ効果)”という作品を見ることができます。
“レフェ・パピヨン”では、工業用輸送コンテナをフレームとし、その中に反射面や家庭で使われるリサイクル素材と共に「フィリップスLEDキャンドルランプ(Philips Novallure LED Candle Lamp)」が使われ、どこにでもあるような素材が、グローバル規模で有効利用できるということを視覚的に表現されています。
このコンテナは立体的なフレームとなり、その中ではリサイクルペーパーで折られた蝶が縦横無尽に羽ばたいています。天井から吊るされたフィリップスのLEDランプは空を象徴し、さらに床に埋め込まれたLEDランプは、風になびく草原のイメージを効果的に演出しています。
「無限を再現するようなインスタレーションをつくることが、私たちの目標でした」。と、アウローレ・ボーリエは述べています。「鏡を向き合わせることで、映ったものが無限に続くという錯視効果を利用し、バタフライ理論を羽ばたいている蝶の羽として視覚的に表現しました。明日、世界で何が起きるか分からない、という予測不能なイメージを示唆しました。この作品に家庭で使うリサイクル素材を組み合わせることで、ひとりひとりが毎日ほんの少しだけ環境に配慮することで、それは大きな効果になって現れる、ということを伝えたかったのです」。
「この度、若手建築家に対する支援として弊社のLEDランプを提供する運びとなり、とても嬉しく思っています」。と、フィリップス ライティング Chief Design Officer ロジェ・ファン・デル・ハイデ(Rogier van der Heide)は述べています。「作品のコンセプトは、照明で日々の暮らしが向上することを、シンプルかつ大胆に描いています。“レフェ・パピヨン”はシンプルながら、ビジュアル性の高いデザインを採用し、日々のひとりひとりの行動が、社会ひいては世界に大きな影響をもたらす可能性があることを、強い説得力をもって描いています。アウローレ・ボーリエ氏とアレゴリーのアルバート・シュルール氏が建築とデザイン分野において、今後ますます成功されることを心からお祈り申し上げます」。
“レフェ・パピヨン”のコンセプトの全貌は、今年の東京デザイナーズウィーク2010期間中に、明らかとなる予定です。また、アーティストやデザイナーを対象とし、“レフェ・パピヨン”のように海運コンテナを立体的なフレームとして利用する作品を募集した、日本デザイン協会とデザイン誌 Dezeen が主催する「コンテナデザイン・コンテスト」の受賞作品9点も、今回展示される予定です。
“レフェ・パピヨン”と9点の「コンテナデザイン・コンテスト」受賞作品は、明治神宮外苑の東京デザイナーズウィーク2010メイン会場にて、2010年10月29日から11月3日まで公開されます。
「Allegory SARL」は2007年、当時EPFL (ローザンヌ工科大学)の学生だったスイス人建築家、アルバート・シュルールとレオナール・ド・ラムによって創立されました。二人は2009年に同大学を卒業しました。
アウローレ・ボーリエは2008年にブルターニュ建築大学(Ecole Nationale Supérieure d’Architecture de Bretagne)を卒業後、同大学のサステイナブル・アーキテクチャの修士課程に進んでいます。また、エラスムス交換留学生として、スウェーデンのヨーテボリにあるチャルマース工科大学に在籍しています。アレゴリーの創始者、アルバート・シュルールとレオナール・ド・ラムは、パリのルイ・ヴィトンの建築部門で働いていた時に知り合い、これをきっかけに「レフェ・パピヨン」を共同制作することとなりました。
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