株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン(本社: 東京都港区、代表取締役社長:ダニー・リスバーグ、以下 フィリップス)は、「渋谷エコタウンプロジェクト」にLED照明の提供を通じて協力したことを発表しました。
「渋谷エコタウンプロジェクト」は、東日本大震災以降、目に見えた復興の実感がまだわかない今、表参道が日本のエンジンとなって日本の景気を牽引して欲しいという狙いから、次世代の日本を背負う若者の集まる渋谷区に、元経済企画庁長官・作家 堺屋太一氏が協力を依頼したことから始まりました。フィリップスは、渋谷区(区長:桑原敏武)、エコタウンプロジェクト実行委員会会長である堺屋太一氏、その他の関係者と共に本プロジェクトに参加し、表参道地区の渋谷川遊歩道(長さ550m・幅6.7-10m)」に、世界的デザイナー喜多俊之氏がデザインした「災害時でも消えることなく光り続ける次世代型ハイブリッド街路灯」26台に使われるLEDモジュールを寄贈しました。
フィリップスが寄贈したLEDモジュールは、明るさを追求し100lm/W以上の発光効率を実現した「フォルティモ LED ハイブライトネスモジュール」で、合計52枚(街路灯1灯につき2枚)が使用されました。本モジュールでは、水銀灯400Wおよび高圧ナトリウム灯250Wレベルまで*の灯具の置き換えが可能で、一般的な水銀灯に比べて約2倍の発光効率、すなわち50%以上の消費電力削減を実現します。今回のプロジェクトでは、従来の250W・200Wの水銀灯をLED化することで、消費電力を約50%削減しました。さらに、専用電源には、街に適した点灯時間や明るさのレベルの指定、徐々に明るさを増しながら点灯させるなどの設定が可能な、インテリジェント機能を搭載しており、今後の運用によってさらなる省エネルギーへの貢献が可能です。
* 器具効率を加味した照度値での比較試算値(当社試算)
渋谷川遊歩道の街路灯に使用されたLEDモジュールについて
Fortimo LED HBM (フォルティモ LED ハイブライトネスモジュール)
なお、3月4日(日)には、「渋谷エコタウンプロジェクト」キックオフイベントとして、表参道地区において、次世代型ハイブリッド街路灯寄贈セレモニー、および点灯式が行われました。
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン 代表取締役社長 ダニー・リスバーグは、「この渋谷エコタウンプロジェクトに参加することができ、大変うれしく、また光栄に思っています。LEDはこれからさらにエコ意識を高めていくための街づくりの第一歩です。フィリップスは、これからも環境に優しく、人々の健康と暮らしやすい街づくりを皆様と一緒に実施していきたいと思っています」と述べました。
渋谷区 桑原敏武区長は、「今回、堺屋太一先生の大変なご尽力により、デザイン・環境に優しく、しかも災害に強い次世代型ハイブリッド街路灯を設置することができました。これは、渋谷区の誇りです」と述べました。
エコタウンプロジェクト実行委員会会長 元経済企画庁長官・作家 堺屋太一氏は、「昨年の東日本大震災以降、この道を明るく、安全で、しかもコストをかけない道にしようとしてきました。フィリップスのLEDは消費電力を約半分に抑えることができ、かつより明るく照らすことができました。これを機会に、さらに楽しい街がつくれるようになれば、ありがたいと思います」と述べました。